院長挨拶
「孝行のしたい時分に親はなし」
昔はよく耳にした言葉ですが、「実際に親のありがたみを知り、孝行をしようと考えるのはかなり成長してからである人が多く、親が元気でいるうちに孝行するべきだったと嘆くこと」という江戸時代に作成された川柳の一句です。孝行に対する認識は、江戸時代も今も変わりませんが、今よりずっと平均寿命の短い時代でした。振り返ってみると、私にとってこの言葉はおそらく、自分の人生の原点であったと思っています。中学1年から早い時期に親元を遠く離れ寮での学生生活を送っていた私は、国語の授業でこの言葉を耳にしたとき、「親にはいつまでも元気でいて欲しい。」と幼いながら素直に思いました。それから月日が流れ、自分の将来を考える際、「家族が病気になったら1番最初に診てあげたい、相談にのってあげたい!」という思いから、医学の道に進むことを決意しました。
現在の日本は、医療の進歩とともに超高齢社会へ突入いたしました。それに伴い、病気も多様化しさらに治療も複雑になってきました。今や『人生100年時代』とも言われており、そのためには、治療だけでなく、予防も非常に重要になります。私は卒業後の大学病院では、心臓血管外科を学び、その後地域総合病院では循環器内科、内科領域全般の診療に従事して参りました。これまで初心を忘れることなく、患者様には常に「自分の家族が病気になったら、」という気持ちで診療してきたつもりです。
このたび総合病院を離れ、今までの経験を十分活かし、より患者様一人ひとりに寄り添い、地域の皆様の健康に貢献できるよう、誠心誠意尽力したいと思っております。総合病院とは異なり、院内で可能な検査も限られる場合もありますが、そのぶん地域の基幹病院との連携を密にはかり、ご迷惑のないようにいたしたいと思いますので、お気軽にご相談下さい。
ふなはしハートヘルスクリニック
院長 舟橋 道雄
ロゴにこめた想い
心臓をイメージする青色(静脈)と赤色(動脈)の円の中に、私の姓である"ふね"と"はし"を配置しました。
"ふね"には、、、
Fune
Funahashi
これからもさらに多様化・複雑化するであろう様々な疾患に対しても、航海の様に方向性を見失うことなく適切な治療を提案していきたい。
"はし"には、、、
Hashi
Heart
Health
院長である私と患者様ひとりひとり、さらには当院と基幹病院との信頼関係・密な連携を構築していきたい。
そのような想いがこめられています。
略歴
- 平成10年3月
- 順天堂大学医学部医学科 卒業
- 平成10年5月
- 日本大学医学部付属板橋病院 外科学講座外科二部門研修医
- 平成12年6月
- 茅根病院 外科
- 平成13年6月
- 日本大学医学部付属板橋病院 心臓血管外科
- 平成13年12月
- 日本大学医学部付属練馬光が丘病院 心臓血管・呼吸器外科
- 平成14年6月
- 日本大学医学部付属板橋病院心臓血管外科
- 平成15年6月
- 国立病院機構 災害医療センター心臓血管外科
- 平成16年3月
- 日本大学医学部大学院外科系循環器講座 卒業
- 平成16年10月
- 岡谷塩嶺病院 心臓血管外科
- 平成17年4月
- 日本大学医学部付属板橋病院 心臓血管外科
- 平成17年10月
- 東京臨海病院 心臓血管外科
- 平成19年4月
- 日本大学駿河台病院 心臓血管外科
- 平成23年5月
- 日本大学医学部付属板橋病院 心臓血管外科
- 平成23年8月
- 牧田総合病院 循環器内科 常勤
- 平成26年9月
- 牧田総合病院 循環器内科 医長
- 令和2年2月
- ふなはしハートヘルスクリニック 開業
資格・所属学会
- 日本外科学会認定登録医
- 日本循環器学会循環器専門医
- 日本プライマリ・ケア連合学会プライマリケア認定医
- 日本医師会認定産業医
- 日本内科学会
- 日本抗加齢医学会